タイの観光ビザは、タイの隣接国であるラオスのビエンチャンで取得するのが最も簡単(提出するべきものが最小限で済む)・快適(ホテルや飲食店、日本語のハウツー・観光情報の豊富さ)であり、多くのタイ旅行者やタイ長期滞在者に活用されています。
このページでは、タイの観光ビザをラオス・ビエンチャンで取得する方法をまとめています。
目次
最新情報
【重要】観光ビザの申請に予約が必要になりました NEW!
2019年1月30日から、ラオス・ビエンチャンでタイの観光ビザをするには、申請前に公式Webサイト上で予約が必要になりました。
下の公式サイトから申請の予約をして、予約確認ページを印刷かスクリーンショット取得をしてから観光ビザの申請に行ってください。
Consular Section, Royal Thai Embassy Vientiane Lao PDR
エアアジアのバンコクからビエンチャンへの直行便が就航
今までは飛行機でバンコクからビエンチャンを往復するには2万円前後が必要でした。
LCC(格安航空会社)であるエアアジアのタイ・バンコクからラオス・ビエンチャン間の直行便が就航したことにより、通常のプロモーション価格だと10,000円前後(最安値だと6,000円前後)で往復が可能になりました。
ただ、ビザ取得のための移動を目的にエアアジアの直行便を利用する場合、フライト時刻の関係でビザを申請する前日にビエンチャンに到着し、ビザを受領した翌日にビエンチャンを出発、というスケジュールになってまうことに注意してください。
参考:【搭乗記】エアアジアのバンコクからビエンチャンへの直行便(ドンムアン空港からワットタイ国際空港)
ビザ申請書に「タイでの実際の住所」の記入が必要になりました
普通は言われなくても実際の住所(タイで滞在しているホテル、コンドミニアムなど)を記入すると思いますが、ビザの申請書類に「タイでの実際の住所」の記入が厳密に求められるようになりました。
実際の住所を記入しておかないと、ビザの申請書類の提出時に受け付けてもらえないか、書類は受け付けられてもビザ(シールが貼られたパスポートの)の受領時にビザの発行が拒否されたことを伝えられることになってしまいます。
タイで滞在している場所の正確な住所を英文でメモして持っていきましょう。
ビザ申請時の並び方が変更(改善)されています
7時30分頃に在ラオス・ビエンチャン タイ大使館領事部の門が開けられ、門の前に並んでいた順番に着席・申請できるようになっています(申請開始時間は8時30分頃から)。
これによって、申請前に自分で番号札を取りに行く必要がなくなりました。代書屋から早い番号の番号札をもらったり購入するという裏技(ズル?)も使えなくなりました。
申請した順番(申請時に番号札が配られます)に翌日の受領が行われるので、申請日に早めに大使館領事部に着いて門の前に並ぶメリットは大きいです。観光ビザを受領した日にウドーンターニーを出発する飛行機に乗る人は、申請日にできるだけ早く在ラオス・ビエンチャン タイ大使館領事部の前に並びましょう。
ちなみに、ある水曜日の7時40分にタイ大使館領事部に到着したときは35番目でした。
7時30分頃に在ラオス・ビエンチャン タイ大使館領事部の門が開き、着席してから8時30分頃に申請の受け付けが開始されるまでの間に、申請書類を書いたり必要なコピーを揃えたりが可能です。
席を離れる際は、ペットボトルの水などの紛失や盗難にあっても構わないものを席に置いておきましょう。

在ラオス・ビエンチャン タイ大使館領事部の門が開けられると、並んでいた順番にこのような座席に座って8時30分頃から始まる申請受付の開始を待ちます。 この青い椅子があるエリアの後ろにコーヒーや軽食を買えるスタンドがあるのですが、そこのコーヒーが美味しいです。
ラオスの出入国カードが復活
一時期はなぜか不要となっていたラオスの出入国カードが、復活しています。
ラオスの出入国カードは、陸路でのラオス入国だと入国審査窓口の係官のところまで行き、声をかけて貰う必要があります。大変不便です。
入国審査窓口の手前で代書屋が売っていたり、まれに職員らしき人が入国審査窓口の手前で配っていることがあります。
空路でのラオス入国だと航空機内で客室乗務員さんが配ってくれます。ビエンチャンのワットタイ国際空港の入国審査窓口にも置かれています。
はじめに
そのタイ旅行に観光ビザは必要ですか?
観光目的でのタイ滞在が60日間までなら、観光ビザを取得する必要はありません。
タイに観光を目的として60日間を超えて滞在する場合、観光ビザの取得が必要です。
空路でも陸路でも、ビザを取得していない状態(ビザ無し)でタイに入国すると、30日間(29泊30日)の滞在が認められます(入国審査場でパスポートに滞在期限の日付入りのスタンプが押されます)。
滞在期限までにタイのイミグレ(タイ入国管理事務所)で滞在期間の延長手続き(有料・1,900バーツ)を行えば、滞在期限が30日間(29泊30日)延長されます。
よって、一度もタイを出入国することなく合計60日間はビザ無しでタイに滞在が可能です。
連続して2回目の滞在期間延長の手続きをすることも可能ですが、2回目のイミグレでの滞在期間の延長は7日間のみ(有料・1,900バーツ)となります。
タイに観光を目的として60日以上滞在する場合、観光ビザの取得が必要です
ビザ無しで60日間を超えてタイに観光目的で滞在することはできません。
滞在目的に合ったビザを取得せずにタイ出入国を繰り返していると、ビザ無しでの入国を拒否されることがあります。
在タイ日本国大使館 > 大使館からのお知らせ(2015年3月20日)
タイ入国に際してのご注意
- 今般、スワンナプーム国際空港において、過去何度かタイへの渡航歴のある邦人が無査証で再入国しようとした際、入国審査でビザラン(ビザ免除期間が切れる前に一度外国に出国し、直ちに戻ってくるような行為(主に陸路での出入国を想定))を疑われ、滞在目的など詳細につき説明を求められたとの情報がありました。
- 大使館よりタイ入管当局に確認しましたところ、今週(3月16日)より、空港でもビザランに対する審査を厳格化しているとのことでした。
- つきましては、タイへの渡航を予定されている場合には、ビザ免除措置を適切に利用し、ビザが必要な場合には、目的に合ったビザを取得するようご留意下さい。また、タイ国ビザ取得に関する詳細は、在日タイ大使館、タイ入国管理局等に直接お問い合わせ下さい。
- なお、入国審査時に、入国管理局係員等に対し大声を出したり、カウンターを叩くなどして抗議したことで事態を悪化させ、入国拒否を受けたり、警察に引き渡され罰金を払う事態となった事例もありますので、ご注意下さい。
タイの観光ビザを取得する理由
■観光ビザを取得した後、イミグレで滞在期限を30日間延長できます。
(観光ビザで60日間 + イミグレで30日間延長 = 90日間 ≒ 3ヶ月間)
観光ビザを取得してタイに入国すれば、そのまま90日間(約3ヶ月間)一度もタイから出入国することなくタイに滞在することができます。
■その後タイから出入国すると(日帰りでもOK)更に60日間滞在することができます。
(観光ビザで60日間 + イミグレで30日間延長 + 出入国して30日間 + イミグレで30日間延長 = 150日間 ≒ 5ヶ月間)
これの出入国を広い意味でのビザランと言う人もいます。ビザランついでに近隣国などへ旅行する人もいますし、ビザ関連業者さんが主催する日帰りビザランツアーを利用して日帰りで効率良くタイ出入国する人もいます。このタイミングで日本に一時帰国する人もいます。
■つまり、1回ラオス・ビエンチャンで観光ビザ(シングル)を取得すると、約5ヶ月間タイに滞在できる、というイメージです。
厳密には、観光ビザを取得して約3ヶ月後に上の出入国が必要です。
■観光ビザを使ってタイに滞在している期間中に、タイ国外に行きたい場合は、タイを出国前に空港等でリエントリーパーミットを取得すれば、観光ビザは失効しません。
タイの観光ビザを取得するなら、ラオス・ビエンチャンで
タイの観光ビザを取得するなら、タイの隣接国であるラオス・ビエンチャンにあるタイ大使館領事部で取得するのがおすすめです。
バンコクからビエンチャンへの交通の便、ホテルやゲストハウスの数と質、飲食店の豊富さに加え、多くのタイ旅行者やタイ長期滞在者がラオス・ビエンチャンでタイのビザを取得しているため、情報が豊富です。
オーバーステイは避ける
オーバーステイ=不法滞在です。1日500バーツの罰金が課せられる上にタイ出国時に手続きや罰金支払いで時間がかかることがあります。先客(他のオーバーステイした人たち)がいると、待ち時間が長時間になることもあるそうです。
オーバーステイだと、ビザ取得ツアー業者さんのツアーにも参加できないとのことです。オーバーステイは避けましょう。
※空路でタイを出国だと1日のオーバーステイなら罰金は免除されますが(1日のオーバーステイだと罰金0バーツ、2日のオーバーステイだと罰金1,000バーツ)、陸路だと1日のオーバーステイでも罰金を課せられます
準備
ビザ取得のスケジュールを決める
- ラオスに入国する前のタイの滞在期限
- 在ラオス・ビエンチャン タイ大使館の開館日
- ビザを申請する曜日
を勘案してビザ取得のスケジュールを立てましょう。
- オーバーステイは1日でも避けましょう
- ビザを申請した日の翌開館日にビザの貼られたパスポートの受領です
- ビザの申請は、火曜日か水曜日に行うのがおすすめです
■在ラオス・ビエンチャン タイ大使館の開館日・休刊日
在ラオス・ビエンチャン タイ大使館のWebサイト > カレンダー
■在ラオス・ビエンチャン タイ大使館の受付時間(変更があるので注意)
ビザの申請(Visa Application):8時30分~12時00分
ビザの受領(Visa Collection):13時00分~15時00分
1日目の8時30分~12時00分にビザを申請し、
2日目(翌開館日)の13時00分~15時00分にビザ料金(タイバーツの現金で1,000バーツ)を支払い同時にビザシールが貼られたパスポートを受領します。
申請日当日に受領したり、翌営業日より後に受領したりはできません。

タイ大使館領事部内に貼られている注意書きです。ビザシールが貼られたパスポートの受け取りとビザ申請料の支払いは、申請した日の翌開館日のみです。 申請日当日に受領したり、翌営業日より後に受領したりはできません。
■ビザを申請するのにベストな曜日
ビザ取得の日程を決める上で注意しておきたいのは「ビザを申請する曜日」です。
ビエンチャンでのビザ申請は火曜日か水曜日がおすすめです。
月曜日:ビザ取得ツアー利用客の申請日・土日明けで混みやすい
火曜日:申請おすすめ
水曜日:申請おすすめ
木曜日:ビザ取得ツアー利用客の申請日・土日を挟みたくない人々で混みやすい
金曜日:受領が月曜日になる
土曜日:(休館日)
日曜日:(休館日)
ビエンチャンのタイ大使館領事部にビザ取得ツアー利用客のビザ申請が集中するのが、月曜日と木曜日です。しばらく前からツアー利用客・ツアー業者専用の窓口が設けられ、多少待ち時間が低減されているそうですが、ビザ取得ツアー利用客と同じ月曜日か木曜日にビザを申請すると、何をするにも長時間待つことなりかねません。
金曜日にビザを申請すると、受け取りは翌開館日である月曜日まで待たなくてはなりません。土日以外でも祝祭日等休館日の前日にビザを申請すると、受け取りは翌営業日まで待たなくてはなりません。
特に連休前や連休明けのビザ申請は避けたいところです。
ビエンチャンまでの移動の手配
ビザ取得の日程を決めたら、ビエンチャンまでの移動の手配(飛行機、列車、バスのチケット購入)を行いましょう。
ラオスを観光をしてからビエンチャンでビザの取得をするのもおすすめです。
ホテルを予約する
移動の予約・支払いが確定したら、ホテルを予約しましょう。
気候が良い乾季のベストシーズンや大きなイベントの開催時には、ビエンチャンのホテル・ゲストハウスの稼働率が100%近くになることがあります。ビエンチャンに滞在するなら、ホテル・ゲストハウスの予約は必須です。
ラオス・ビエンチャンで私が宿泊したホテルの中で今後も利用したいおすすめのホテルを紹介します。
ビエンチャン中心部・メコン川沿いなら
イビス ヴィエンチャン ナム プー ホテル(Ibis Vientiane Nam Phu Hotel)
在ラオス・ビエンチャン タイ大使館領事部近くなら
ドウアンプラセウスホテル(Douangpraseuth Hotel)
その他の準備
■海外旅行保険の内容・期限を再確認する
ラオス滞在中に下痢や嘔吐などの症状で苦しんだ人は多いのではないでしょうか。私はビエンチャンとバンビエンで大きな怪我に繋がりかねない事故を経験しています。ラオスに限らずですが、海外旅行保険加入(クレジットカードに付帯の海外旅行保険も含む)は必須です。
■航空券やホテルのバウチャー(予約・代金支払いと引き換えに発行され、これを提示して当該のサービスを受ける証票)を印刷するか、インターネットに接続されていなくてもスマホ・タブレットで表示できるようにしておく
ラオス・ビエンチャンでは、川沿いだとタイの電波(携帯電話通信網、3Gや4Gなど)が届いており使えますが、ホテルやゲストハウスのインターネット接続環境は良くないです。
■ビザ申請をより簡単にするために
現地でも手配可能ですが、可能であればラオス出入国カードの入手と記入、3.5cm×4.5cmの証明写真2枚をあらかじめ用意しておくと楽です。
名前、タイでの住所・電話番号、メールアドレス、タイ人保証人の名前と電話番号、滞在するホテルの名前・住所・電話番号を紙に書いておくと、ラオス出入国カードやビザ申請書記入時に大変便利です。
■スマホ・タブレットに計算機と円・バーツ・ラオスの通貨キープ(キップ・Kip)を換算するアプリをダウンロードしておく
ラオスの物価は上昇しているとともに、ぼったくりタクシー・トゥクトゥク・商店主があなたの行く先々で待っています。タイ・バーツで支払いラオス・キープでお釣りをもらうときに、お釣りを少なく渡されそうになったことが何度もあります。お釣りを多く渡されそうになったことは一度もありません。
■タイバーツの小額紙幣を多めに用意しておく
ラオスではタイバーツが使えますが、高額紙幣は断られることがあります。100バーツ、50バーツ、20バーツ紙幣を多めに用意しておきましょう。タイバーツ硬化は以前はほとんどの場所で使用を断られましたが、2015年12月には断られませんでした。
■トイレットペーパー
国境やタイ大使館領事部内等、お手洗いはありますがトイレットペーパーがありません。トイレットペーパーを常備しましょう。
■マスク
ラオス・ビエンチャンの空気は砂ぼこりと排気ガスが気になります。地元の人々も運転しない人もマスクをしている人がたくさんいます。
観光ビザ(シングル)の申請に必要なもの
パスポート
有効期限が6ヶ月以上残っており、査証欄の余白部分が1ページ以上あるもの。
申請の予約確認書の印刷したものかスクリーンショット
2019年1月30日から、ラオス・ビエンチャンでタイの観光ビザをするには、申請前に公式Webサイト上で予約が必要になりました。
下の公式サイトから申請の予約をして、予約確認ページを印刷かスクリーンショット取得をしてから観光ビザの申請に行ってください。
Consular Section, Royal Thai Embassy Vientiane Lao PDR
観光ビザの申請料金 現金1,000バーツ
観光ビザ・シングルなら1,000バーツ。タイバーツの現金のみ。
一時期必要だった「銀行手数料10バーツ」は必要なくなりました。
申請書(現地で入手可能)
申請には最新版の申請書が必要です。
下の4ヶ所のうちのいずれかで入手が必要です。
- タイ大使館領事部のすぐ外の代書屋(おすすめ)
- タイ大使館領事部内(遅くに行くと無いことがある)
- タイ大使館領事部内の代書屋(営業開始時間がいい加減)
- 大使館のWebサイト(最新版でないことがあった)
在ラオス・ビエンチャン タイ大使館のWebサイト > ビザ申請書(.pdfファイル)
3.5cm×4.5cmの証明写真 2枚(現地で入手可能)
カラー写真で、背景は白のみ、襟付きのシャツであること。
白黒写真や背景が青など条件に合った写真でないと、申請が受け付けられません。
タイ大使館領事部内の代書屋、タイ大使館領事部のすぐ外の代書屋で撮影してらうことができます。
在ラオス・ビエンチャン タイ大使館のWebサイト > 証明写真の必要要件(.pdfファイル)
パスポートのコピー(現地でのみ入手可能)
- 顔写真のページ 1枚
- ラオス入国スタンプが押されているページ 1枚
- ラオスのビザを取得している場合は、ビザのページのコピー
「ラオス入国スタンプが押されているページ」のコピーはラオス入国後でないと用意できません。コピーには、全てのページにパスポートにあるものと同じサインが必要です。
下の場所でコピーが可能です。
- タイ大使館領事部のすぐ外の代書屋(おすすめ)
- タイ大使館領事部の二階(おすすめ)
- タイ大使館領事部内の代書屋(営業開始時間がいい加減)
ビザ申請後にホテルにチェックインする人は、チェックイン時の提示用に念のため顔写真のページのコピーか画像データを手元に持っておくと安心です。
日本人はラオス滞在日数が15日間以内であれば、ラオスのビザは必要ありません。
その他(滞在先・連絡先をメモしたもの)
ビザの申請書下の項目の記入が必要なので、これらを書いた紙が必要です。
- タイでの滞在先の住所
- タイでの電話番号
- メールアドレス
- タイ人保証人の名前と電話番号
- 滞在中のホテル名前と電話番号
【参考】
■必要書類の用意と代書屋について
私は毎回、
・最新版の申請書の入手
・申請書の記入
・パスポートのコピー
・写真の貼り付け
をタイ大使館領事部の正門周辺にいる代書屋に100バーツで頼んでいます。
代書屋の近くを通ると英語で声をかけてきますので、「Please fill in the application form.」と伝え、あらかじめ用意しておいた
・タイでの住所・電話番号を書いた紙
・メールアドレス(これは2015年12月から)
・タイ人保証人の名前と電話番号を書いた紙(これは2015年12月から)
・滞在中のホテルのアドレスカード
(・チェックイン前等で↑が無い場合は、ホテル名・住所・電話番号を書いた紙)
・証明写真 2枚
を渡すと、先客がいなければ5分程度で全ての提出物が揃います。自分の手間を減らすためと、以前はおまけで若い番号の番号札(番号によって待ち時間が大きく変わる)も無料~数十バーツで代書屋がくれたからです。代書屋はテーブルだけで営業しているところもあれば、テントを構えているところもあります。お手頃なホテルの手配をしてもらったり、ホテル~タイ大使館領事部の車での送迎をしてもらったこともあります。代書屋が記入した申請書で申請に問題があったことはありませんが、一度ビザの受領を代書屋に頼んだ時にパスポートにホッチキスでとめてあったラオス出国カードを失くされて面倒だったことがあります。
タイ大使館領事部内(以前はビザ受領場所だった建物内)に代書屋ができましたが、ビザ申請時間(8時30分)の直前になっても準備中だったことがあるので、申請開始までに確実に書類の用意を済ませたい人はあてにしないほうが良いでしょう。
観光ビザ(シングル)取得の流れ
全体の流れです。ここでは、LCCノックエアを利用し、
1日目:バンコク → ウドーンターニー → ラオス・ビエンチャンに移動
2日目:ビザを申請
3日目:ビザを受領。ラオス・ビエンチャン → タイ・ウドーンターニー → バンコクに移動
というスケジュールです。
- バスや列車と同等レベルの交通費
- 体力的に無理が無い
- 余裕があるスケジューリング
なのでおすすめです。
所要時間は変動するので参考までにご確認ください。
1日目:バンコクからビエンチェンへ移動
ビザ申請日は朝が早いので、申請の前日にビエンチャンのホテルにチェックインすることにします。
ビザ申請当日、通常は受付時間8時30分~11時30分に到着する飛行機・列車・バスもありますが。
ドンムアン空港(第1ターミナル)の保安検査場を通った先にあるセブンイレブンです。
ラオス・ビエンチャンでの2泊3日の滞在だと機内持ち込み荷物だけのことが多いかと思います。保安検査場は液体物を持って通過できないので、私は保安検査場を抜けた後のこのセブンイレブンでシャンプー・ボディーソープ・水等を買います。
ラオス・ビエンチャンでももちろんシャンプー・ボディーソープは売られていますが、商品はタイに並んでいるものと同じで値段は割高です。
※注意
2015年12月25日(金)よりドンムアン空港の第2ターミナル開業が開業し、ノックエア、エアアジア、RIアラインズ、オリエントタイ、ライオン・エア、タイスマイルのタイ国内線は第2ターミナル利用になりました。
【参考】
タイの経済ビジネス情報 NNA.ASIA > 【タイ】ドンムアン空港、第2ターミナル開業[運輸]
ここまでにできるだけ1,000バーツ紙幣を100バーツ・50バーツ・20バーツ紙幣にくずしておきましょう。ラオスで重宝します。
上の画像は、ウドーンターニー経由でビエンチャンへ行くときによく利用するノックエアの往路(ドンムアン空港~ウドーンターニー空港)と復路(ウドーンターニー空港~ドンムアン空港)の便名と発着時間です。
これらの便を選ぶメリットは下の通りです。
- ゆっくりとバンコクの自宅を出られる
- 明るいうちにビエンチャンのホテルに到着できる
- 復路の飛行機に乗り遅れることがまずない
- ノックエアはチェックインカウンターが他社ほど混雑していない
デメリットは、パスポートを受領してからスムーズにウドーンターニーに到着した場合に時間を持て余すのと、ドンムアン空港着が22時35分と遅いためBTSモーチット駅行きのA1バスには乗れないことです。ウドーンターニーで時間が空いた場合は、セントラルプラザ・ウドーンターニーで時間を潰すことが多いです。
私は以前、ラオス・ビエンチャンのタラートサオ発タオ・ウドーンターニー行きの国際バスに友好橋の国境での手続き中に置いていかれたことがあるので、タラートサオ~ウドーンターニー間を走る国際バスの使用は避けています。
ノックエアのWebサイトには日本語版もありますが、ノックエア売りのひとつであるお得なプロモーション情報が載らないので、英語版での閲覧がおすすめです。
航空券の比較サイト「スカイスキャナー」は各航空会社のプロモーションチケットの価格は反映されていないことが多いので、航空券の予約・購入時は各社のサイトを確認することをおすすめします。
ウドーンターニー空港のバゲッジクレーム(機内預け荷物の引き渡し場所)を抜けるとすぐ目の前に友好橋行きのロット・トゥー(シャトルバス・バン)のチケット売り場があります。
ロット・トゥーのチケットを買う前に空港内でお手洗いを済ませておきましょう。
チケットを買ったら半ば強引に即車に誘導されますし、乗車時間は1時間弱ですが国境手前・国境内・国境を越えてからのお手洗いは綺麗とは言い難いです。
ウドーンターニー空港から友好橋行きのロット・トゥーのチケットは1人200バーツです。
手持ちの現金が無ければ、国境の手前にATMが並んでいるので現金を入手しておきましょう。ラオス国内のATMではタイバーツはおろせません。
ラオス出入国カードは、ラオス入国審査窓口の係員に頼んで貰う必要があります。稀に、私服の職員(?)が入国審査窓口の手前で配っていることがあります。可能であれば次回分も入手しておきましょう。
ラオスに入国するとタクシーやトゥクトゥクやソンテウのドライバーが声をかけてきます。
国境周辺からビエンチャン中心部のホテルやタラートサオ・バスターミナルやタイ大使館領事部まで、1番高いタクシー(エアコン付きの車・ボロボロのセダンから真新しいワゴン車まで色々)でも1台300~400バーツ位でしょうか。
私は日本が寄贈したという緑と白のカラーリングの公共バスでタラートサオ・バスターミナルに向かいます。エアコン付きで快適です。念のためバスの傍らで客引きをしている女性に「タラートサオ?」と確認しましょう。
このバスの運賃設定は不可解で、国境からタラートサオ・バスターミナルまでは「1人6,000キープまたは30バーツ」なのですが、帰りのタラートサオ・バスターミナルから国境までは「1人6,000キープまたは40バーツ」です。
タラートサオ・バスターミナルに到着したら、トゥクトゥクでホテルまで向かいます。
トゥクトゥクでタラートサオ・バスターミナルからタイ大使館領事部までは1人50バーツ位、2人一緒だと2人で80バーツ位になります。交渉制なので面倒です。
在ラオス・ビエンチャン タイ大使館領事部から徒歩数分のドウアンプラセウスホテル (Douangpraseuth Hotel)にチェックインしました。
予約時にリクエストした通り「窓からタイ大使館が見える部屋。高層階。」です。
このホテルはビザ取得だけが目的であれば、大変便利なホテルです。朝食のお粥や卵料理が美味しいです。
このホテルを最大限活用・楽しむ方法や注意点は「 ラオス・ビエンチャンのおすすめホテルと予約方法 」を確認してください。
2日目:ビザの申請
観光ビザ・シングルを申請する当日です。
タイ大使館領事部の門が開かれる朝7時30分頃にタイ大使館領事部前に到着することにします。
比較的空いていると言われている水曜日の7時20分、ホテルの窓から見ると並んでいる申請者はおらず、代書屋も準備中のようです。
7時30分、タイ大使館領事部前に到着し、代書屋に代書とコピーを依頼します。
5分位で全てが完了し、代金の100バーツを支払います。
以前はこれらに加えて早い番号の番号札をくれたりしました。タイ大使館領事部前には数件の代書屋がありますが、どこに頼んでもサービス内容に違いはありません。代書屋の何人かは半年・一年ぶりに会った客の顔を覚えています。
代書屋から書類が渡され、その場で全ての書類にパスポートと同じサインをします。
7時40分、すでに開いている門から入り写真にある席まで行き、到着順に着席します。
私は37番目の席でした(ビザ申請時に渡される番号札は35番目でした)。
観光ビザの申請書や、はさみ、のりはタイ大使館領事部内に置かれています。遅い時間に到着するとこの用紙は無くなっています。その場合は、
- ビザ申請窓口
- タイ大使館領事部内の代書屋(営業開始時間がまちまち)
- タイ大使館領事部のすぐ外の代書屋(おすすめ)
から入手可能です。
タイ大使館領事部内にある代書屋の看板です。領事部内の以前はビザ受領場所だった建物内にあり、料金は外の代書屋の半額程ですが、ビザ申請時間(8時30分)の直前になっても準備中だったので、朝一で行く人はあてにしないほうが良いでしょう。
8時30分になるとビザの申請が開始されます。
この日は、申請を受け付ける係の人が、受け取り時に簡単に書類の確認をしており、住所の記入が不十分な人や写真の背景が青色の人に説明をしていました。
以前は観光ビザの申請時に申請料金を支払っていましたが、2015年12月時点ではビザの受領時に支払いになっていました。
順番を抜かして申請しようとする人を職員の男性がきちんと注意し排除していました。
書類や写真の不備で申請を受け付けられなかった人は書類や写真が揃い次第このテーブルのところまで来るように言われていました。
8時50分、観光ビザの申請が完了しました。
提出と引き換えに下の書類が手渡されます。見づらいですが左上にあるのが番号札です。
申請の翌開館日の13時30分からビザ(ビザシールが貼られた自分のパスポート)の受領です。
ビザの申請が終わりタイ大使館領事部から出ると、タクシーやトゥクトゥクのドライバーが声をかけてきます。タイ大使館領事部からタラートサオ・バスターミナルまでは1人だと50バーツ位、2人だとあわあせて80バーツ位です。
代書屋の前を通ると、「申請は済みましたか?問題はありませんか?」と声をかけられます。
3日目:ビザの受領・ビエンチャンからバンコクへ移動
前日に申請した観光ビザの受領日です。13時30分からビザ(ビザシールが貼られた自分のパスポート)の受領が始まります。何の問題もないと分かっていても、実際にビザシールが貼られた自分のパスポートを手にするまでは不安があります。
比較的混むと言われている木曜日のの7時20分、ホテルの窓から見ると前日(水曜日)とは違い既に行列ができていますやはり、ラオス・ビエンチャンでの観光ビザの申請は祝祭日と絡まない火曜日か水曜日が良いようです。
ホテルを出る前にお手洗いを済ませておきましょう。大使館内やそれ以降にあるお手洗いは綺麗とは言い難いです。
13時30分頃に到着します。
前日(水曜日)に貰った番号札の番号順に呼ばれるので、並んで待つことはありません。電光掲示板と自動音声アナウンス(タイ語と英語)が機能しているので、スムーズです。電光掲示板と自動音声アナウンスが機能しているのを見たのはこの5~6年の間で2回目でしょうか。
以前は別の建物の中でビザシールが貼られたパスポートの受領が行われていましたが、今回はここでした。今後また受領窓口の場所が変更になるかも知れません。
観光ビザ・シングルの料金1,000バーツをタイバーツの現金で支払い、無事にビザシールが貼られたパスポートを受け取りました。
この日のうちにバンコクまで帰る予定なので、ビザの受領後はそのままトゥクトゥクでタラートサオ・バスターミナルまで、緑と白の公共バスで国境まで向かいます。
友好橋の国境に到着しました。乗客のほぼ全員がここで降ります。
両替ブースがあります。
ラオス・キープを持っていて両替をする必要がある人はここでラオス・キープを両替しておきましょう。タイ国内でラオス・キープをバーツに両替するのは難しいです。
タイ側のイミグレを抜け道沿いにあるくと、タクシーやトゥクトゥクの客引きがいます。
道沿いに数分歩くと、左手にセブンイレブンがあります。
セブンイレブンの手前にウドーンターニーまでのロット・トゥー(シャトルバス・バン)のチケット売り場・乗り場があります。
ロット・トゥー(シャトルバス・バン)の料金は、ウドーンターニーの中心部まで1人50バーツです。
ウドーンターニー空港発・ドンムアン空港行きの飛行機の出発まで時間があるので、ウドーンターニーの中心部にあるセントラルプラザ・ウドーンターニーまで向かいます。
ロット・トゥー(シャトルバス・バン)の時刻表です。1時間おきに出発しています。発車時刻のしばらく前には満席になっていることがあります。
快適です。
ロット・トゥー(シャトルバス・バン)は1時間ほどでセントラルプラザ・ウドーンターニーに到着し、時間をつぶします。セントラルプラザ・ウドーンターニーからウドーンターニー空港まではセントラルプラザ・ウドーンターニー前で客待ちをしているタクシーで向かいます。
在ラオス・ビエンチャン タイ大使館領事部の周辺情報
タイ大使館領事部の敷地内や、周辺にあるお店等を紹介します。
タイ大使館領事部の敷地内にあるコーヒースタンドです。ホットコーヒー40バーツとお手頃価格で美味しいです。ラオス国内でリゾートホテル等も経営しているようです。
タイ大使館領事部の敷地内にあるコーヒースタンドと同じ経営のカフェ・バー・レストランは、タイ大使館領事部の近く(ドウアンプラセウスホテルの斜め前)にお店もあるようです。
ドウアンプラセウスホテル周辺は日が暮れると開いているお店がほとんど無いのですが、このカフェ・バー・レストランは22時までオープンしているようです。
タイ大使館領事部のすぐ近くに国際的なピザチェーン店のピザカンパニーがあります。
タイ大使館領事部の周辺でおすすめの飲食店が日本人経営のカフェ・レストラン「オケラ・カフェ」です。場所は、タイ大使館領事部を出て右に進んだ突き当りです。
美味しいケーキ、料理、コーヒー、クッキー、無料のWi-Fi、おしゃれでエアコンの効いた空間、清潔なお手洗い、貴重です。
まだ利用したことはありませんが、新しい飲食店もいくつかできていました。
観光ビザの滞在期間を延長する方法
観光ビザを取得してタイに入国後、タイ国内に数ヶ所あるイミグレーション(入国管理局)で滞在期限を30日間延長することができます。イミグレで滞在期限を延長して、観光ビザを有効活用しましょう。
以上です。
シンプルでスマートなタイ旅行やタイ長期滞在を楽しみましょう。